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ペットの入院費用|犬猫の1泊の相場と長期入院の場合
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ペットの入院費用|犬猫の1泊の相場と長期入院の場合

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監修: pet-dock獣医師監修チーム

ペットの入院費用|犬猫の1泊の相場と長期入院の場合【獣医師監修】

犬猫の入院費用は、1泊あたり3,000〜15,000円が一般的な相場です。体のサイズ、病状の重さ、入院中の処置内容によって金額は大きく変動し、ICU(集中治療室)入院の場合は1泊15,000〜30,000円以上になることもあります。この記事では、動物病院の入院費用の内訳から、長期入院時のシミュレーション、費用を抑える方法まで詳しく解説します。

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この記事のポイント

  • 犬猫の入院費用は1泊あたり3,000〜15,000円が相場(体格・症状で変動)
  • ICU入院は通常入院の2〜3倍の費用がかかることがある
  • 入院費には「部屋代」だけでなく点滴・投薬・モニタリング費が含まれる場合と別途の場合がある
  • 1週間の入院では5万〜20万円、長期入院では30万円以上になるケースも
  • ペット保険の入院補償には1日あたりの上限額や日数制限があるため事前確認が重要

動物病院の入院費用の仕組み|何にお金がかかるのか

動物病院の入院費用は「入院基本料」と「処置・管理費」の2つに大きく分かれます。病院によって費用の含め方が異なるため、見積もり時に何が含まれているかを確認することが大切です。

入院費用の構成要素

費用項目 内容 費用目安
入院基本料(部屋代) ケージの使用料、清掃、基本看護 3,000〜10,000円/泊
静脈点滴 輸液の投与、ラインの管理 3,000〜10,000円/日
皮下点滴 脱水補正のための皮下輸液 1,500〜4,000円/回
投薬(注射) 抗生剤・鎮痛剤・制吐剤など 1,000〜5,000円/回
投薬(内服) 経口薬の投与 500〜2,000円/日
血液検査 入院中の経過モニタリング 5,000〜15,000円/回
モニタリング バイタルサインの定期チェック 入院基本料に含む場合が多い
酸素管理 酸素室での管理が必要な場合 3,000〜8,000円/日
食事管理 療法食・強制給餌など 500〜2,000円/日

ポイント: 「入院費1泊5,000円」と案内されても、それは部屋代だけの場合があります。点滴や注射の費用が別途発生するケースが多いため、必ず「入院にかかる費用の総額」を確認しましょう。


サイズ別・犬猫の入院費用の相場

動物病院の入院費用は、ペットの体格によって料金が異なるのが一般的です。これは使用するケージのサイズや、薬・輸液の使用量が体重に比例するためです。

犬の入院費(1泊あたり・入院基本料のみ)

体格 体重目安 1泊の入院基本料 代表的な犬種
超小型犬 〜4kg 3,000〜5,000円 チワワ、ヨークシャーテリア
小型犬 4〜10kg 3,500〜6,000円 トイプードル、ミニチュアダックスフンド
中型犬 10〜25kg 5,000〜8,000円 柴犬、コーギー、ビーグル
大型犬 25〜40kg 6,000〜12,000円 ラブラドールレトリバー、ゴールデンレトリバー
超大型犬 40kg〜 8,000〜15,000円 グレートデーン、バーニーズマウンテンドッグ

猫の入院費(1泊あたり・入院基本料のみ)

体格 体重目安 1泊の入院基本料
一般的な猫 3〜5kg 3,000〜6,000円
大型猫 5〜8kg 4,000〜7,000円

猫は犬に比べて体格差が小さいため、料金の差も小さくなる傾向があります。


ICU(集中治療室)入院の費用

重篤な状態のペットはICU(集中治療室)での管理が必要になることがあります。ICU入院は通常の入院に比べて設備・人員が充実しているため、費用も大幅に高くなります。

ICU入院が必要になるケース

  • 大きな手術の直後(腫瘍摘出、胃捻転、椎間板ヘルニア手術後など)
  • 重度の中毒(チョコレート中毒、ユリ中毒など)
  • 心不全・肺水腫で酸素管理が必要
  • 多臓器不全や敗血症
  • 重度の外傷・交通事故後

ICU入院と通常入院の費用比較

項目 通常入院 ICU入院
入院基本料(1泊) 3,000〜10,000円 10,000〜30,000円
モニタリング 基本的なバイタルチェック 24時間継続モニタリング
看護体制 定期的な確認 専属スタッフによる集中管理
酸素管理 必要に応じて 酸素室・酸素テント完備
1日あたり総額目安 8,000〜25,000円 20,000〜60,000円

ICUでの入院が3〜5日続いた場合、ICU入院費だけで10万〜30万円に達するケースもあります。手術費用や検査費用と合わせるとかなりの高額になるため、事前に見積もりを確認しましょう。


長期入院の費用シミュレーション

入院が1週間以上に及ぶ場合、トータルの費用はかなりの金額になります。以下は一般的なケースごとのシミュレーションです。

入院シナリオ別の費用目安

シナリオ 入院期間 主な処置 費用目安(総額)
軽度の胃腸炎(点滴・絶食管理) 2〜3日 皮下点滴、制吐剤 15,000〜40,000円
膀胱結石の手術後 3〜5日 静脈点滴、投薬、カテーテル管理 50,000〜120,000円
骨折手術後 5〜7日 静脈点滴、鎮痛、包帯交換 80,000〜200,000円
子宮蓄膿症の術後(重症例) 5〜10日 ICU管理、静脈点滴、抗生剤 150,000〜350,000円
パルボウイルス感染症 7〜14日 ICU管理、輸液、制吐、抗菌薬 200,000〜500,000円
椎間板ヘルニア術後+リハビリ 7〜14日 手術、ICU、リハビリ 300,000〜600,000円

ポイント: 入院が長期化する場合は、数日おきに費用の見通しを病院に確認することをお勧めします。多くの病院では、飼い主と相談しながら治療方針と費用のバランスを調整してくれます。


入院費用を抑えるためにできること

入院費用の負担を軽減するために、以下のような方法があります。

事前にできる対策

  1. ペット保険に加入する: 入院補償がある保険であれば、入院基本料や処置費の50〜70%がカバーされます。ただし、1日あたりの限度額(例: 10,000円/日)や年間の入院日数上限(例: 20日/年)が設定されているプランが多いため、補償内容をよく確認しましょう。ペット保険の選び方はこちら

  2. 定期健診で早期発見する: 病気の早期発見は入院期間の短縮につながります。年1〜2回の健康診断を受けておくことが結果的に費用を抑えることにもなります。

  3. かかりつけ医を持つ: 日頃からカルテがある病院であれば、緊急時にもスムーズに対応でき、不要な検査の重複を避けられます。

入院中にできること

  • 早期退院の相談: 自宅でのケアが可能な状態であれば、早期退院+通院管理に切り替えられないか相談する
  • 費用の分割払い: 高額になった場合、分割払いやクレジットカード払いに対応している病院も多い
  • セカンドオピニオン: 入院の必要性や期間に疑問がある場合は、別の病院に意見を求めることも選択肢の一つ

ペット保険の入院補償|確認すべきポイント

ペット保険の入院補償は商品によって大きく異なります。以下のポイントを事前に確認しておきましょう。

保険プラン別の入院補償比較(一般的な例)

補償タイプ 補償割合 1日あたり上限 年間日数上限 特徴
定率補償型(50%) 50% なし(実費の50%) 制限なし わかりやすいが自己負担も大きい
定率補償型(70%) 70% なし(実費の70%) 制限なし 負担が軽いが保険料が高め
日額限度型 実費 10,000〜14,000円/日 20〜30日/年 ICU入院では限度額を超えやすい
日額限度型+手術補償 実費 10,000〜14,000円/日 20〜30日/年 手術は別枠で補償される

窓口精算対応の保険であれば、退院時に保険適用後の金額のみ支払えばよいため、一時的な立て替え負担を減らすことができます。


よくある質問(FAQ)

Q. 入院費用は前払いですか? 退院時の精算ですか?

多くの動物病院では退院時にまとめて精算するのが一般的です。ただし、入院が長期化する場合や高額になることが見込まれる場合は、中間精算(入院中に一部を支払う)を求められることもあります。入院時に支払い方法について確認しておくと安心です。

Q. 面会はできますか? 面会に費用はかかりますか?

面会の可否は病院によって異なります。感染症の場合は面会が制限されることがありますが、通常の入院であれば面会時間を設けている病院が多いです。面会自体に別途費用がかかることは基本的にありません。ただし、ICU入院中は面会できない場合もあります。

Q. 入院中にかかりつけ医を変更(転院)できますか?

転院は可能ですが、状態が安定していることが前提です。転院元の病院から紹介状やカルテ情報を受け取り、転院先の病院に引き継ぐ形になります。転院時にそれまでの入院費の精算が必要になること、転院先で新たに初診料や検査費用が発生することに留意してください。動物病院の費用全般について知りたい方はこちらも参考にしてください。


まとめ

ペットの入院費用は1泊3,000〜15,000円が基本ですが、処置内容やICUの利用によって総額は大きく変わります。長期入院では数十万円になるケースも珍しくないため、ペット保険の入院補償を活用することや、日頃の健康管理で入院リスクを下げることが大切です。入院が必要と言われた際は、入院費の内訳(基本料に何が含まれるか)と概算の総額を病院にしっかり確認しましょう。


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