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猫のワクチン費用はいくら?種類別の料金・接種スケジュール・副反応を徹底解説
費用ガイド

猫のワクチン費用はいくら?種類別の料金・接種スケジュール・副反応を徹底解説

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監修: pet-dock編集部

猫のワクチン費用はいくら?種類別の料金・接種スケジュール・副反応を徹底解説

猫のワクチン接種は、感染症から愛猫を守るための基本的な予防医療です。しかし、「何種を打てばいいの?」「毎年必要なの?」「費用はどのくらい?」といった疑問を持つ飼い主さんも多いのではないでしょうか。

この記事では、猫のワクチンの種類別の費用相場、コア・ノンコアの違い、子猫から成猫までの接種スケジュール、副反応への対処法まで、ワクチン接種に関する情報を網羅的に解説します。


猫のワクチン費用【種類別の料金比較】

猫のワクチンは、含まれる病原体の数によって種類が分けられます。以下が費用相場です。

ワクチンの種類 予防できる感染症の数 費用相場(1回) 再接種の頻度
3種混合ワクチン 3種 3,000〜5,000円 1〜3年ごと
4種混合ワクチン 4種 5,000〜7,000円 1年ごと
5種混合ワクチン 5種 5,000〜8,000円 1年ごと
FIV(猫エイズ)単体ワクチン 1種 3,000〜5,000円 1年ごと

注意点: ワクチン接種時には別途**診察料(1,000〜3,000円)**がかかります。上記はワクチン代のみの目安です。


各ワクチンが予防する感染症の詳細

3種混合ワクチン(コアワクチン)

3種混合は、すべての猫に接種が推奨されるコアワクチンです。完全室内飼いであっても接種すべきとされています。

感染症名 原因ウイルス 主な症状 致死率
猫汎白血球減少症(猫パルボ) パルボウイルス 激しい嘔吐・下痢、白血球の激減 子猫で50〜90%
猫ウイルス性鼻気管炎 ヘルペスウイルス くしゃみ、鼻水、結膜炎、発熱 低い(子猫は重症化)
猫カリシウイルス感染症 カリシウイルス 口内炎、舌の潰瘍、発熱 低い(強毒株は高い)

猫パルボウイルスは非常に強い感染力を持ち、環境中で1年以上生存します。飼い主の靴や衣服に付着して室内に持ち込まれることもあるため、室内飼いでも感染リスクがあります。

4種混合ワクチン(コア + ノンコア1種)

3種混合に猫白血病ウイルス(FeLV)感染症の予防が追加されます。

追加される感染症 感染経路 主な症状 備考
猫白血病ウイルス(FeLV)感染症 唾液、鼻水、尿(グルーミング、ケンカ、食器共有) 免疫力低下、貧血、リンパ腫 感染後の治療法はなく、発症すると予後不良

外に出る猫、多頭飼いで同居猫のFeLV検査が済んでいない場合に推奨されます。

5種混合ワクチン(コア + ノンコア2種)

4種混合に猫クラミジア感染症の予防が追加されます。

追加される感染症 感染経路 主な症状 備考
猫クラミジア感染症 目やに、鼻水(接触感染) 結膜炎、くしゃみ、鼻水 多頭飼育環境で流行しやすい

ブリーダーやシェルター、多頭飼育環境の猫に推奨されます。


室内飼い・外出ありの猫別|推奨ワクチン早見表【pet-dock独自ガイド】

「結局うちの猫には何種を打てばいいの?」という疑問に答えるため、生活環境別の推奨ワクチンを整理しました。

生活環境 推奨ワクチン 年間費用の目安 理由
完全室内飼い(1頭) 3種混合 3,000〜5,000円(3年に1回なら年あたり1,000〜1,700円) パルボは室内でも感染リスクあり
完全室内飼い(多頭) 3種混合 or 4種混合 3,000〜7,000円/頭 同居猫からの感染リスクを考慮
ベランダ・庭に出る 4種混合 5,000〜7,000円 外猫との接触機会あり
自由に外出する 4種 or 5種混合 + FIVワクチン 8,000〜13,000円 感染リスクが高い
シェルター・保護猫 5種混合 5,000〜8,000円 多頭環境のため広範囲にカバー

子猫のワクチン接種スケジュールと費用

子猫のワクチン接種は、母猫からもらった移行抗体の効果が薄れる時期に合わせて行います。

回数 接種時期 内容 費用目安
1回目 生後6〜8週 3種混合 3,000〜5,000円 + 診察料
2回目 1回目の3〜4週後(生後10〜12週) 3種混合 3,000〜5,000円 + 診察料
3回目 2回目の3〜4週後(生後14〜16週) 3種混合(+外出猫は4種以上も検討) 3,000〜8,000円 + 診察料
ブースター 1歳時(3回目から約1年後) 3種 or 4種 or 5種 3,000〜8,000円 + 診察料

子猫のワクチン接種にかかる初年度の総費用

項目 費用
ワクチン代(3回 + ブースター1回) 12,000〜28,000円
診察料(4回分) 4,000〜12,000円
合計 16,000〜40,000円

ペットショップ・ブリーダーから迎えた場合: 購入時に1回目のワクチンが済んでいることが多いです。ワクチン証明書を確認し、2回目以降の接種時期を獣医師に相談しましょう。


成猫のワクチン再接種|毎年必要?3年に1回でいい?

成猫のワクチン再接種の頻度については、近年の獣医学の見解に基づき整理します。

ワクチンの種類 推奨再接種間隔 根拠
3種混合(コアワクチン) 1〜3年ごと WSAVA(世界小動物獣医師会)のガイドラインでは、初年度の確実な免疫獲得後は3年間隔でも可とされている
4種混合 1年ごと FeLVワクチンの免疫持続期間が短いため
5種混合 1年ごと クラミジアワクチンの抗体が早く低下するため
FIV単体 1年ごと 免疫持続期間が短い

抗体検査という選択肢

「毎年打つのは猫の体に負担では?」と心配な場合、**抗体検査(費用: 5,000〜8,000円)**で体内の抗体量を調べ、十分な抗体がある場合はワクチン接種を見送るという方法もあります。費用はワクチン接種より高くなりますが、不必要な接種を避けられます。獣医師に相談してみてください。


ワクチンの副反応と対処法【pet-dock独自コンテンツ】

ワクチン接種後に副反応が出ることがあります。多くは軽度で一過性ですが、まれに重篤な反応が起こることもあるため、接種後の観察が重要です。

副反応の種類と発生頻度

副反応 発生頻度 発症時期 対処法
元気消失・食欲低下 比較的多い(10〜20%) 接種当日〜翌日 通常1〜2日で回復。様子を見てよい
発熱(39.5度以上) やや多い(5〜10%) 接種後数時間〜翌日 翌日も続く場合は受診
注射部位の腫れ・痛み やや多い(5〜10%) 接種直後〜数日 通常数日で消失。2週間以上続く場合は受診
顔の腫れ(血管浮腫) まれ(1%未満) 接種後30分〜数時間 すぐに動物病院を受診
蕁麻疹 まれ(1%未満) 接種後30分〜数時間 すぐに動物病院を受診
アナフィラキシーショック 非常にまれ(0.1%未満) 接種後5〜30分以内 緊急。直ちに動物病院で処置が必要

接種後に気をつけるべきこと

  1. 接種後30分は病院の近くにいる: アナフィラキシーは接種直後に起こることが多いため、すぐに処置できる状態でいましょう
  2. 当日は激しい運動を避ける: シャンプーも控えるのが望ましい
  3. 接種部位のしこりを観察する: 接種部位にしこりができ、3ヶ月以上消えない・大きくなる場合は、まれに「注射部位肉腫(FISS)」の可能性があるため、速やかに受診してください

注射部位肉腫(FISS)について

猫特有のリスクとして、ワクチン接種部位に悪性腫瘍が発生する**注射部位肉腫(Feline Injection-Site Sarcoma)**が知られています。発生頻度は1万〜3万頭に1頭程度と非常にまれですが、発生した場合は早期の外科的切除が必要です。このリスクを考慮し、近年は接種部位を記録し、毎回同じ場所に打たないようにする取り組みが広がっています。


ワクチン費用を抑える方法

1. 自治体の助成金を確認する

一部の自治体では、猫の不妊手術と合わせてワクチン接種の助成を行っている場合があります。お住まいの自治体の制度を確認してみてください。

2. 動物愛護団体の低価格接種会を利用する

動物愛護団体やNPOが、定期的に低価格でのワクチン接種会を開催していることがあります。

3. 年間予防プランを活用する

動物病院の年間プランに加入すると、ワクチン・健康診断・寄生虫予防をセットで割安に受けられることがあります。年間を通じて利用するとお得です。

4. コアワクチンの3年間隔接種を検討する

獣医師と相談のうえ、3種混合コアワクチンを3年間隔で接種することで、長期的なワクチン費用を抑えることができます。ただし、初年度の確実な免疫獲得(子猫期の3回接種 + 1歳のブースター)が前提です。


よくある質問

完全室内飼いの猫でもワクチンは必要ですか?

必要です。 特に猫パルボウイルスは環境中で長期間生存し、飼い主の靴や衣服、宅配便の段ボールなどに付着して室内に持ち込まれる可能性があります。3種混合コアワクチンは、室内飼いであってもすべての猫に推奨されています。

ワクチンを打っていない成猫を迎えました。今からでも間に合いますか?

間に合います。 成猫でも初回接種は可能です。2〜4週間隔で2回接種し、その1年後にブースター接種を行うのが一般的なスケジュールです。獣医師に相談してください。

猫風邪にかかったことがある猫もワクチンは打てますか?

打てます。 ただし、猫ヘルペスウイルスや猫カリシウイルスに感染した猫は、回復後もウイルスが体内に潜伏していることがあります。ワクチンは感染を100%防ぐものではありませんが、症状の重症化を防ぐ効果が期待できるため、接種が推奨されます。


まとめ

猫のワクチン費用は3種混合で3,000〜5,000円、5種混合で5,000〜8,000円が相場です。

ポイント 内容
全猫に必須 3種混合コアワクチン(室内飼いでも)
外出猫に推奨 4種以上(FeLV追加)+ FIVワクチンの検討
子猫の初年度 3回接種 + 1歳でブースター(合計16,000〜40,000円)
成猫の再接種 コアは1〜3年ごと、ノンコアは毎年
副反応 多くは軽度で一過性。接種後30分は病院近くに

ワクチン接種は、猫の命を守る最も費用対効果の高い予防医療です。愛猫の生活環境に合ったワクチンを選び、適切なスケジュールで接種を続けましょう。ワクチン接種に対応した地域の動物病院はpet-dockで検索できます。

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